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反復する森

新開日向子 Hinako Shinkai

春から京都に移り、蜘蛛を家に持ち帰った頃から日常の記録を撮り始めた。 些細な日常は、記憶しておこうとしてもいつかは忘れてしまう。 反して日々の記録は増幅し、部屋には生活のあとが刻まれ蓄積されていく。 蜘蛛は虫カゴの中に大きく不規則な形の巣を張る。 一緒に暮らせないと分かった時、頭の中にはある森のイメージだけが広がり、見えない森に帰還する。 記録を記憶へと引き寄せるために、日常をスキャンし光を頼って迷い込む。

​2020 - 2021

サイズ可変

インスタレーション、LEDディスプレイ、ミクストメディア

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