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「Genes to create(創造する遺伝子)」
平等菜々理 Nanari Hirato
人は生まれながらに個であることを享受していて、誰かの影に重ねられることもないのだろう。 「一卵性双生児」として生まれた私達は常に個として認識されることがなかった。 同じでなければならないという固定概念がいつも付き纏う。 個として認識して欲しいあまり、私たちは離れることに固執するようになった。いつの間にか繋がりから目を逸らすようになっていたのだ。 もう一度一緒になろうと思う。 これは双子である私たちのパーツを合わせ、誰でもない一人の人物を創り出すことによって、私自身が個を認識するための試みである。
2021
1400 × 1200mm
インクジェットプリント
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